新型C4試乗

Kさんから急なお誘いをいただき、新型C4の試乗が予約できたので行きませんか?ということで、自分ではまず行かないだろうから、これは好機とばかりにご一緒することに。

特徴的なヘッドライトですが、広すぎて高速の飛び石などでパチンと割れないのか心配。

結論からいうと、良い意味で今どきのとてもよくできた車で、フランス車ファンでなくても、誰でも安心して使える常識をわきまえた車で、いまや信頼性においても国際標準をクリアしているよといった気配でした。
試乗車は1.5Lのディーゼルでしたが、昔のシトロエン基準では想像もできなかったような余裕のパワーが惜しみなく与えられ、おまけに燃費も相当いいに違いありません。路面の当たりもソフトでやさしく、操縦性にクセもないしサイズも小ぶり、いかなる用途でも気持ちよく使える実用車という点で、他車とも正面から戦えるよう見受けられました。

デザインに関しては、いささか言いにくいのですが…全体のフォルムというか前後のバランスが不自然に見えて仕方なく、造形的にはさほど本気度みたいなものを感じられず、私見ですがC5Xへ到達するための過程というか習作のような印象。

ダッシュボードはシャープ基調のスタイリッシュなものかと思いきや、およそ遊びも洒落っ気もないドライなデザインで、大きめの液晶ディスプレイを据えることでお茶を濁してしまった感じですが、そこは主観もあるので人それぞれの受け止めでしょう。

印象に残ったのは、やはり走りの爽快さ(PHCも効いている筈)とシートが思いがけず硬いこと。フランス車=柔らかいシートを期待する向きには落胆を与えるかもしれません。
アドバンストコンフォートシートというものらしく、長く使ってみれば真価が発揮されるのかもしれませんが、私は個人的に固めのシートは好きなのでこれを欠点とは思いませんでした。

歴代シトロエンとしては珍しく重ったるくゴテゴテした、どこか日本車みたいなリア周り。給油口が左というのも日本車風。

少なくとも試乗コースを周回する限りにおいては、まったくストレスなく軽やかに走る様子は、いまさらですが時代が変わったことを思い知らされます。
現代のクルマの設計製造のレベルは飛躍的な進化を遂げており、それを背景にニューモデルとして登場する以上、それなりの完成度をもって仕上がってくるのは必然ですが、それと引き換えに各車のキャラクターもぐっと薄まり、ブランドごとの味付けの違い程度だろうという醒めた印象も拭えませんでした。

新しい良さに感銘を受けつつ、同時に高揚感もありませんでした。
営業マンの話では、車両価格と諸経費でおよそ400万円だそうで、ふぅ…。

PHCに関しては、C5エアクロスが擬似ハイドロ風に車体をユラユラさせる演出をしているのに対し、C4ではこの激戦クラスでの上質な乗り心地を達成するためのツールなのか、当たりはソフトでも揺らすことはせず、黒子的に用いているように感じました。

オマケ。初代C4と三代目新型C4。うしろはDS7が4台というのもすごいですね。

新型C4試乗」への3件のフィードバック

  1. こんにちは、拝見させていただきました。横から見るとホンダ?のクルマに見えたのは勘違いでしょうか。巷でも割とシトロエンを見かけることが多く、売れているのだろうとは感じています。
    きっとこれも、そつなく造られてますの売れるのでしょうね。
    個人的にはもう少し大型も造って欲しい感ですが。

    • たしかにリアの真ん中など、ホンダのマークをつけても、まったく違和感を覚えないかもしれません。
      C4とC5Xでは、サイズの開きがありすぎる気もしますが、4と5の間を埋めるものは出ないでしょうね。
      C4Xとかが出てきたりして。

  2. オイル交換とハンドルオーディオスイッチ不調の点検でディーラーへ行ったので、期せずして4/4にC4ディーゼルの試乗体験をしてきました(笑)

    町中での出だしがちょっと重い感じで面食らいましたが、郊外のまずまずの流れの中のスポーツモードでは快活です。

    30分程の試乗でしたが、噂のPHCの低速・中速域でフィーリングは楽しめましたが、「柔らかく上質な足なのは確かだが、ハイドロの再来を期待するには無理がある」とする辛口メディアレビュー記事の追体験にもなりました。

    因みに、「納期未定のせいで二の足を踏むお客さんが多いのが残念」とはセールスの方のぼやき。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください