映画の話

『ル・コルビュジエの家』(2009年 アルゼンチン)というのを観たところ、はじめのクレジットにいきなりシトロエンの正式なロゴが出てきて、この映画に協賛しているらしいことにびっくり。
内容は、南米で唯一のル・コルビュジエ設計の家に建築家の夫妻が住んでいたところ、隣接する住人が、ある日突然、こちらが丸見えになってしまう場所に窓を作ろうと、壁をガンガン崩し始めることから起こるご近所トラブルというか、心理劇のような内容です。

シトロエンのロゴが出るシーンや、C6登場の様子などもご紹介したかったのですが、気がついた時にはアマゾンプライムで有料になっていたのであきらめて、ネットからポターを拝借。
この下にもシトロエンのロゴがあるのですが、それがあまりに画像が悪くて断念しました。

そのコルビュジエ設計の家の車がなんとC6で、ウギャア!と思いました。
期待するほどC6が頻繁に出てくるほどではなかったけれど、アルゼンチンでもC6は正式に販売されていたんでしょうね。
隣人との攻防がエスカレートする中、嫌がらせで、C6が無残なことになりはしないかとヒヤヒヤでしたが、幸いそれはありませんでした。

そのコルビュジエ繋がりでいうと『ル・コルビュジエとアイリーン』という2015年の映画もあり、コルビュジエほどの大建築家が、同時代の家具デザイナーであったグレイ・アイリーンの才能に嫉妬し、彼女が南仏に建てた家に執着、長らくコルビュジエ作とまで思われていたヴィラを舞台とする美しい映画です。
私はこちらのほうが面白かったけれど、トーマス・エジソンしかり、歴史上の偉人と讃えられる人も、実際の人間性は、その偉業とは裏腹に相当イヤな奴だったということは珍しいことではないようです。

映画の話」への4件のフィードバック

  1. 興味深そうな映画ですね。

    クルマネタで強烈な個性として描かれた映画では、プレストン・トマス・タッカーをモデルにしたコッポラの「タッカー」を思い出します。強引に人を巻き込み突き進んでいくけど、どこか憎めないキャラクターは好きな俳優のジェフ・ブリッジスらしい演技でした。

    DSのステアリング連動ヘッドライトとは少し違って、「タッカー・トーピード」のは中央だけの補助燈だったようですが、1940年代に考えられたということは、今と違って郊外に街灯などなかっただろう時代、きっと「必要は発明の母」だったんですね。

    • 『タッカー』は以前観ました。
      革新的な自動車メーカーとしての船出を目前に、その夢をよってたかって潰されて挫折に至るのが、アメリカ自動車史の悲しいひとコマですね。
      ジェフ・ブリッジスは『カリブの熱い夜』では赤の911カブリオレを駆り、悪党の紺色のフェラーリ308との壮絶なカーチェイスのシーンがいまだに焼き付いています。

  2. 「コルビジェの家」見ました。
    冒頭、ドーンとダブルシェブロンが画面いっぱいに登場したのでどんなシトロエン賛美の映画かと思ったのですが、流石シトロエン、主人公がC6に乗っておりそれも拍子抜けみたいにちょっとしか登場しないのもおくゆかしく素晴らしい!

    それにC6を持つ主人公は新進の椅子デザイナーでコルビジェ設計の家に住むくらいの財力も持っているのに、デザイナー志望の女子学生を誘惑するような俗物に描いているところも素晴らしい!

    僕も映画は好きで芸術映画からB級映画まで結構見ている方で、シトロエンネタで書こうと思うこともありますが、いかんせん脳みそがフニャフニャで細かいところをすぐ忘れるので書きようがありません。
    車評論家の徳大寺さんが、車評論家になるにあたって必要な一つに「記憶力」をあげていたのを思い出します。

    • kunnyさんには面白い映画をいろいろと教えていただいていろいろ見ましたよ。
      奥ゆかしいと見ればそうかもしれませんが、もう少しC6を堪能させて欲しかったです。
      日本映画では平野啓一郎原作、福山雅治主演の『マチネの終わりに』にも、パリでC6が政府の要人の車としてチラッと出てきます。

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