C6 整備に出しました

Aです。

前回投稿から+1,300kmを伴にしました。主治医より入庫いいよの連絡を受け、エンジンオイル漏れと足回りのリフレッシュをお願いすることにしました。

左からフロントサスペンションストラット、スフェア群、LDS

エンジンオイル漏れでは、カムシャフトソレノイドバルブを2個とバキュームポンプガスケット。

足回りリフレッシュでは、フロントサスペンションストラット 5271L7と5271L8ともに63,600円とスフェア、フロントアディショナル1個、フロントスフェア2個、リアアディショナル2個、リアスフェア2個の合計7個

仕上がった後の乗り心地はどうなりますか。

C6とC5のサスペンションの構造は同じマルチリンクでハイドラクティブⅢプラスですがフロントサスペンションストラットのお値段が倍ぐらい違うのですね。謎だったのですが、WebのC6とC5のサスペンションサポート部分の写真を見比べていて気が付きました。C6のストラット頂部にコネクタが刺さっていました。同じくWebを漂っていると「従来のハイドラクティブ3+ 対しての追加機能 可変ダンピングシステム ・・」の書き込みもありますが、それ以上の詳しいことが無くよくわからないです。

フロントサスペンションストラット頂部

早く戻ってこないかなC6

これぞ趣味の世界

ducaさんから教えていただいたBS11の番組、楽しく視聴しました。

英国のクルマ番組で、£5000の予算で車体購入から修理までして、それを仕上げて売却するという趣向。その仕入れ段階から修理の過程、仕上がって売却してどれだけの儲けが出たかをおもしろおかしく紹介する番組でした。

フランスで何台かのDSを物色した後、非常に綺麗なブルーの車体が見つかり、値引き交渉も成功して意気揚々とイギリスに持ち帰り、ガレージで待ち受けるメカニックに見せますが、さっそくオイル漏れなどいくつかの問題点が発覚。

「これは困った!」などといいつつも、いずれもスイスイと問題解決し、とくに破れたシートには新品の表皮があって、新品のように生まれ変わったりと、やはり彼我の根本的な環境の違いには目を見張りました。

車体はDSとされていますが、正確にはむかしDSに対して廉価版のIDがあったように、最終世代ではDSの廉価版にはDシュペール(D Super)というのがあって、そちらでしたので例の特徴的な変速機はない個体でしたが、内外いずれもまぎれもなくDSです。

最後の「5」とは何の意味? 5速のミッションということでしょうか?

実は、はじめの走行シーンからちょっとした違和感があったのですが、それは車体の揺れがどうみてもDS特有のフワ〜〜〜ンではなく、せいぜいCXぐらいのきわめて常識的な動きで、もしかしてスフェアが要交換なのか?と思いました。
すると、上記のオイル漏れを修理する際にわかりましたが、スフェアはDS用のあのドンブリみたいに大きなものではなく、LHM時代に見慣れた普通の緑のスフェアでした。

DS用とは思えぬ、いたって普通な感じのスフェア。オイル漏れ修理の様子。

Dシュペールではこの緑のスフェアが標準なのか、ドンブリ型のものが不足しているのでこれで間に合わせているのか、そのへんはわかりませんが、映画などで目にする、DSのあのウソみたいに深くゆったりした上下動は、例の巨大スフェアあってのものだろうと思います。

フランスからイギリスへ旅の途中。うしろにXsaraが見えますね。


ちなみに、このDSにかかった費用は車体£3800、その他修理に要するパーツ代や燈火類のイギリス仕様への変更など含めて合計£5185。
1£=150円としても、わずか78万円ほど。
ほれぼれするような一台として仕上がり、番組最後には新オーナーもすんなり決まったようです。買った人は£7000(約105万円)でゲットしたので、番組としては27万円ほどの利益が出たと大喜びでしたが、そこに工賃は入っていないし、実際には他にも手を入れなきゃいけない部分もあるとは思いますが、いずれにしろ大バーゲンですよね。

趣味というのは、本来、金銭的にもこれぐらいのものだと、さぞかし楽しいだろうなぁと思います。

DSの次は、ベントレーのミュルザンヌターボでしたが、これもやはり予算は£5000で最終的には見事な仕上がりとなり、クルマ趣味とそれをとりまく文化の違いにため息が出るばかり。
あんな恵まれた環境に生まれていれば、私だって、もしかしたらDSにも一度くらい乗っていたかもしれないなぁ…なんて思いました。

デザインの個性

クルマのデザインのオリジナル性という点では、初期モデルが最も色濃く現れていると言われますが、とりわけシトロエンの場合はその流れを見ていくのは面白いと思います。

DSでも初期の丸目を好む一派があるそうですが、私はお馴染みのMC後の一体式ヘッドライトほうが断然好きです。逆にダッシュボードに関しては圧倒的に初期型がかわいらしくて良かったりと、好みはまさに人それぞれ。
CXも最初期のゆでたまごみたいなプレーンなモデルと、最後のモダンかつ高級感を打ち出したシリーズ2では、ずいぶん印象が違います。

シトロエンらしく、かつ意志的な表情も兼ね備えたフロントマスク。

決してどれが最良と言っているのではなく、それぞれの変遷を辿るのが興味深いのですが、好みはあるとしても、あまり頑固に偏った見方をするのは却って視野を狭めるのではないかと個人的には思います。
いまだにXmにもXM時代のダブルシェブロンを横にずらしたものがいいと信じ切ってグリルをわざわざ付け替えたり、すごい人になるとC6のリアフェンダーを板金してタイヤが半分隠れるよう、覆いを作ってしまうような頑なな方もおられるようですが、私はああいうことは賛成しかねます。

このスッキリした端正なフォルムは初期型ならではの魅力では?

C5においても、それぞれの個性があると思いますが、初期型には初期型だけがもつ佇まいと、完成された造形の印象を覚えるところがあり、3月の公園ミーティングの折にSさんのC5を撮らせていただきました。
2型も次の時代を予感させて素敵ですが、1型には全体を通じて首尾一貫した完成度があると思うのです。

黄色いヘッドライトとあいまって、シトロエン臭ムンムンで、どことなくCXに通じるものを想わせます。

ちなみに、Sさんの次なるC5の新しいタイヤはアメリカのアームストロエング。
SさんはCCQ内でも、シトロエン=ミシュランという不文律をいち早く打ち破って、MOMOタイヤを最初に装着されたこの分野のいわば開拓者です。
おかげで私を含め、多くの人がこの流れに続くことになったわけですが、だれもやっていないときに、最初の扉を開いた人の勇気は尊敬に値します。
そして今また、シトロエンにアメリカのタイヤを組み合わせるという思い切った組み合わせに再び挑戦されたようです。

Xm ラックブーツ交換

一月ほど前のことです。ガレージの床に怪しい染みが出来ていました。
辺りを覗いてみると、運転席側のラックブーツが切れていました。
染みはLHMのようですが、少量で漏れた場所の特定には至りませんでした。夏に車検を控えているので、とりあえず、eBayでラックブーツを手配しました。

今回のラックブーツはリトアニアから約2週間で届きました。ゴム製のブーツです。
その間、漏れの様子を観察していましたが、増える様子は無さそうです。

ステアリングラック内部からのLHM漏れだと、ラック降しからの~ピニオンバルブOHコースですが、今回は、ブーツ交換のみでよさそうです。
ステアリングシャフトとボールジョイントを清掃して、新しいグリスを充填、ラックブーツを取り付けました。 

また新しい宿題も見つかりました。サス・リターンホースのひび割れです。早速、リトアニアに発注です。

             つづく

整備入庫3か月

12年乘った前のC5ⅡV6が、昨年12月5日に高速での一気の京都往復にフューエルポンプが焼き付きタンクまで交換が必要との事態に。
既に11万2000km走行の車両への愛着も有り悩んでいましたが、京都のKモータースで見つけた走行5万キロの全く同じタイプのシルバーメタリックのC5Ⅱに買い替えを決心しました。

12月22日の品川陸事到着、名義変更を済ませ、年が明けてタイヤを新品にして1月11日に頼みの綱の横浜のシトロエンディーラーに整備を依頼し、作業は概ね1か月プラスくらいで仕上がったと思うのですが、今回コンフォートスフィアを決心したのですが、これのフランスからの到着がコロナによる空輸便の減便の影響とのことで4月9日まで待たされる羽目になりました。

結果完全に3か月経過した4月10日に無事手元に却って来ました。
心配したコンフォートスフィアの乘り味やコーナーの腰砕けは杞憂に終わりしっとりとした走りは、エンジンのきめの細かさも相まってとても良い印象でした。
スフィアの耐久力は3-4年とのことでしたが一先ずこれを暫くは味わってみようと思います。

2007年10月から前オーナーが手放された昨年6月までに5万キロしか走っていないということは平均月330Km位ですから本当に乗らない方だった訳で、有難くも有り少々心配でも有ったので充分に整備をしようと心に決めてかかりました。

入庫前のタイヤ交換、入庫後の整備内容は12カ月点検,コンフォートスフィア6個全部交換、LDSオイル交換、エンジンオイル交換、スパークプラグ交換、イグニッションコイル全部交換、マルチベルト交換、タイミングベルト交換、インテークカムシャフト2本交換、ウォーターポンプ交換、バッテリー交換、テールゲートぺ二ウマ交換、ポーレンフィルター交換以上です。

後、懸案はドライバーサイドのヒーターシート断線、スペアキー製作難航(生産終了の為)、リアホイールの傷修正、ミッションオイルの交換、リアフェンダーアーチの軽いデントが出来れば完璧です。車台番号が前のが3662、今回のが648と3000台位古いのですがシートの硬さが明らかに違い少し固いのは少々落胆しました。
しかし11万キロと5万キロの差は歴然としていますから、まずは歓ばないといけないですね。

おもしろ映像

YouTubeで面白い動画を見つけました。
フランス人と結婚してパリ在住の日本人女性が、現地の自動車事情についておもしろ情報を紹介してくれています。

フランスでは新車と中古車の販売比率はどうか?平均車齢は?車の所有率は?パリ市内の道路事情は?パリの人達の運転の特徴は?なぜ右側通行で左ハンドルなのか?ATの普及率は?路上駐車でも料金はかかるのか?一番売れている車は?
などなど、日本に住んでいてはわからない事満載です。

ちなみにパリの運転は、戦いであり勝ち負けがすべてのようで、シャンゼリゼ通りであれエトワール広場のロータリーであれ、止まったら負けなんだそうで、このパリジャンの旦那さんもそこを面白がって罵詈雑言を口にしながら喜々として運転しています。
同乗者にとってはヒヤヒヤすることが多いようで、横に乗る奥さんは「アットンシオン!アットンシオン!(英語のアテンション=気をつけて!)」の連発で笑えます。

もちろん事故は気をつけなければなりませんが、ドライブレコーダーつけてトロトロ走るだけの日本人から見ると、元気があって懐かしく、人間の生理にかなっている気がして、今風にいうと「元気をもらい」ました。

とはいえ、パリ市内は年々自転車レーンが増え続け、車には厳しい街なんだそうです。
そうかと思えば、旧車にはクラシックカーの認定制度というのがあり、認定を受ければ汚い排ガスを吐いてもいろいろな優遇制度があるそうです。
徹底した合理主義かと思えば、文化保護の意識と仕組みはきっちり機能していたりと、なにもかもが日本とは逆のようです。

必要なことでも既得権益保護を優先して有効な政策が打てないし、文化といえば重要文化財とかの権威のお墨付きがないとダメで、それ以外は価値あるものでもバンバン廃棄してしまう日本って、やっぱりヘンだと思います。

ともかく、シトロエンってこういう社会の中から生まれてきたクルマなんだということを認識すると、見る目や楽しみ方も少しは変わってきそうな気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=PDb9WeDPejY


※映像繋がりですが、duca900さんからの情報で、4月17日の20時よりBS11で、名車再生という番組で「シトロエンDS」が採り上げられるそうです。予算内でフランスのディジョンで買い付けをしたもののサスペンションやエンジンが…という内容のようで、面白そうです。
貴重な情報をありがとうございました。

4ヶ月

C5エアクロスに乗り始めて約4ヶ月、オドメーターは1700kmを超えたところで、とりあえずの感想など。

一番の注目点はPHCだと思いますが、ただ足がやわらかいというだけでなく、近ごろではマークだけを付け替えたような車も多い中で、乗った感じのシトロエンらしさも充分に保たれており、贔屓目かもしれませんがまずは合格点じゃないかというのが率直なところです。

今どき、大半の車がサスは固く引き締められるのが当然という時代にあって、C5acの価格帯でここまでソフトに徹したサスペンションを持つ車はそうはないのでは?
それでいて山坂のカーブでも高速でも、腰砕けになることがないのもシトロエンの伝統はしっかりと受け継がれています。
ハイドロの、走りながらグーッとお尻が上がってくるような特異な動きはないけれど、夜間など、わずかなアクセルワークのたびに光軸が上下に動いたり、駐車場からの発進時、うっかりPブレーキを解除し忘れて慌ててOFFにすると、たまっていた駆動力でパフーンとお尻を上げながら動き出すなど、昔のハイドロニューマティックの頃や2CVにも通じるものを感じます。

むろんハイドロのあの深い世界には及びませんが、オイル(LHM/LDS)もスフェアも無しで、ここまでシトロエンらしさを再現してみせたことは画期的なことじゃないかと思います。
加えてハイドロでは不可避の、角の立ったハーシュネスがほとんどなく、段差や継ぎ目をまろやかにいなすことも乗り心地への貢献度は小さくないものを感じます。

もうひとつシトロエンらしいと思うのは、高速でまったく力まない、愉快で淡々とした走りでしょう。
そのストレスフリーな走りはC6にも通じるものがあるし、ドイツ車のような機械の精度や理論の結集によって達成される安定ではなく、鳥が空をとぶように自然体で「これが一番ラクだよね」といっているようで、これぞフランス車の真骨頂。
高速巡航が得意というのは、乗り心地と並ぶシトロエンの必須要件だと思いますが余裕でクリアしているようです。
普通の試乗で高速まではなかなか確認できませんが、シトロエンって高速巡航するとき、クルマのキャラクターがより明るく親密になるような気がしませんか?

最近オープンした「キテラタウン福岡長浜」の屋上駐車場にて。1Fに24時間営業の地元スーパーがありますが、夜はガラガラで、車の写真を撮るには手軽でいいですよ。

我が家のガレージからハイドロ車がいなくなったのは、ここ30年余で二度目のことですが、長くなったので、そのあたりのことはまたいずれ書いてみることにします。