デザインの個性

クルマのデザインのオリジナル性という点では、初期モデルが最も色濃く現れていると言われますが、とりわけシトロエンの場合はその流れを見ていくのは面白いと思います。

DSでも初期の丸目を好む一派があるそうですが、私はお馴染みのMC後の一体式ヘッドライトほうが断然好きです。逆にダッシュボードに関しては圧倒的に初期型がかわいらしくて良かったりと、好みはまさに人それぞれ。
CXも最初期のゆでたまごみたいなプレーンなモデルと、最後のモダンかつ高級感を打ち出したシリーズ2では、ずいぶん印象が違います。

シトロエンらしく、かつ意志的な表情も兼ね備えたフロントマスク。

決してどれが最良と言っているのではなく、それぞれの変遷を辿るのが興味深いのですが、好みはあるとしても、あまり頑固に偏った見方をするのは却って視野を狭めるのではないかと個人的には思います。
いまだにXmにもXM時代のダブルシェブロンを横にずらしたものがいいと信じ切ってグリルをわざわざ付け替えたり、すごい人になるとC6のリアフェンダーを板金してタイヤが半分隠れるよう、覆いを作ってしまうような頑なな方もおられるようですが、私はああいうことは賛成しかねます。

このスッキリした端正なフォルムは初期型ならではの魅力では?

C5においても、それぞれの個性があると思いますが、初期型には初期型だけがもつ佇まいと、完成された造形の印象を覚えるところがあり、3月の公園ミーティングの折にSさんのC5を撮らせていただきました。
2型も次の時代を予感させて素敵ですが、1型には全体を通じて首尾一貫した完成度があると思うのです。

黄色いヘッドライトとあいまって、シトロエン臭ムンムンで、どことなくCXに通じるものを想わせます。

ちなみに、Sさんの次なるC5の新しいタイヤはアメリカのアームストロエング。
SさんはCCQ内でも、シトロエン=ミシュランという不文律をいち早く打ち破って、MOMOタイヤを最初に装着されたこの分野のいわば開拓者です。
おかげで私を含め、多くの人がこの流れに続くことになったわけですが、だれもやっていないときに、最初の扉を開いた人の勇気は尊敬に値します。
そして今また、シトロエンにアメリカのタイヤを組み合わせるという思い切った組み合わせに再び挑戦されたようです。

おもしろ映像

YouTubeで面白い動画を見つけました。
フランス人と結婚してパリ在住の日本人女性が、現地の自動車事情についておもしろ情報を紹介してくれています。

フランスでは新車と中古車の販売比率はどうか?平均車齢は?車の所有率は?パリ市内の道路事情は?パリの人達の運転の特徴は?なぜ右側通行で左ハンドルなのか?ATの普及率は?路上駐車でも料金はかかるのか?一番売れている車は?
などなど、日本に住んでいてはわからない事満載です。

ちなみにパリの運転は、戦いであり勝ち負けがすべてのようで、シャンゼリゼ通りであれエトワール広場のロータリーであれ、止まったら負けなんだそうで、このパリジャンの旦那さんもそこを面白がって罵詈雑言を口にしながら喜々として運転しています。
同乗者にとってはヒヤヒヤすることが多いようで、横に乗る奥さんは「アットンシオン!アットンシオン!(英語のアテンション=気をつけて!)」の連発で笑えます。

もちろん事故は気をつけなければなりませんが、ドライブレコーダーつけてトロトロ走るだけの日本人から見ると、元気があって懐かしく、人間の生理にかなっている気がして、今風にいうと「元気をもらい」ました。

とはいえ、パリ市内は年々自転車レーンが増え続け、車には厳しい街なんだそうです。
そうかと思えば、旧車にはクラシックカーの認定制度というのがあり、認定を受ければ汚い排ガスを吐いてもいろいろな優遇制度があるそうです。
徹底した合理主義かと思えば、文化保護の意識と仕組みはきっちり機能していたりと、なにもかもが日本とは逆のようです。

必要なことでも既得権益保護を優先して有効な政策が打てないし、文化といえば重要文化財とかの権威のお墨付きがないとダメで、それ以外は価値あるものでもバンバン廃棄してしまう日本って、やっぱりヘンだと思います。

ともかく、シトロエンってこういう社会の中から生まれてきたクルマなんだということを認識すると、見る目や楽しみ方も少しは変わってきそうな気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=PDb9WeDPejY


※映像繋がりですが、duca900さんからの情報で、4月17日の20時よりBS11で、名車再生という番組で「シトロエンDS」が採り上げられるそうです。予算内でフランスのディジョンで買い付けをしたもののサスペンションやエンジンが…という内容のようで、面白そうです。
貴重な情報をありがとうございました。

4ヶ月

C5エアクロスに乗り始めて約4ヶ月、オドメーターは1700kmを超えたところで、とりあえずの感想など。

一番の注目点はPHCだと思いますが、ただ足がやわらかいというだけでなく、近ごろではマークだけを付け替えたような車も多い中で、乗った感じのシトロエンらしさも充分に保たれており、贔屓目かもしれませんがまずは合格点じゃないかというのが率直なところです。

今どき、大半の車がサスは固く引き締められるのが当然という時代にあって、C5acの価格帯でここまでソフトに徹したサスペンションを持つ車はそうはないのでは?
それでいて山坂のカーブでも高速でも、腰砕けになることがないのもシトロエンの伝統はしっかりと受け継がれています。
ハイドロの、走りながらグーッとお尻が上がってくるような特異な動きはないけれど、夜間など、わずかなアクセルワークのたびに光軸が上下に動いたり、駐車場からの発進時、うっかりPブレーキを解除し忘れて慌ててOFFにすると、たまっていた駆動力でパフーンとお尻を上げながら動き出すなど、昔のハイドロニューマティックの頃や2CVにも通じるものを感じます。

むろんハイドロのあの深い世界には及びませんが、オイル(LHM/LDS)もスフェアも無しで、ここまでシトロエンらしさを再現してみせたことは画期的なことじゃないかと思います。
加えてハイドロでは不可避の、角の立ったハーシュネスがほとんどなく、段差や継ぎ目をまろやかにいなすことも乗り心地への貢献度は小さくないものを感じます。

もうひとつシトロエンらしいと思うのは、高速でまったく力まない、愉快で淡々とした走りでしょう。
そのストレスフリーな走りはC6にも通じるものがあるし、ドイツ車のような機械の精度や理論の結集によって達成される安定ではなく、鳥が空をとぶように自然体で「これが一番ラクだよね」といっているようで、これぞフランス車の真骨頂。
高速巡航が得意というのは、乗り心地と並ぶシトロエンの必須要件だと思いますが余裕でクリアしているようです。
普通の試乗で高速まではなかなか確認できませんが、シトロエンって高速巡航するとき、クルマのキャラクターがより明るく親密になるような気がしませんか?

最近オープンした「キテラタウン福岡長浜」の屋上駐車場にて。1Fに24時間営業の地元スーパーがありますが、夜はガラガラで、車の写真を撮るには手軽でいいですよ。

我が家のガレージからハイドロ車がいなくなったのは、ここ30年余で二度目のことですが、長くなったので、そのあたりのことはまたいずれ書いてみることにします。

ミーティングしました

雨上がりに集まったシトロエン達。すべて形は違うのに、血の繋がりを感じます。

もう降り止むことはないのでは?と思われた雨が、開始を一時間遅らせることで最後の最後になってようやく上がり、どうにかこうにか久々の野外ミーティングを行うことができました。
土曜だったら参加されたAさん、時間の関係で引き返されたIさん、たいへん残念でした。

CCQとしては、ずいぶんと久しぶりな光景でした。

とくに狙ったわけではありませんが、偶然にも駐車スペースは満開の桜の下でした。
それを素直に喜べばいいのでしょうが、私見ですが桜とクルマは組み合わせとして相性が良いと感じたことはあまりなく、むしろ絵としてどうも溶け合わず、逆効果では?といつも思います。
それはともかく、近場で集まる場所があっただけでも御の字で、自由に愛車を並べることができたのはありがたいことでした。

Xmの端正かつ独創的なデザインは色褪せるということと無縁のようです。

雨上がりという気象上の理由か、空港そばの小高い地形的な理由か、この季節とは思えない猛烈な寒さに一同ガタガタと震るほどで、私など帰宅しても深夜まで寒さが体から抜けませんでした。

ミーティングでは全国共通のお約束の光景。

とはいえ、近場でクルマが集まれる場所としては充分で、今後も機会があればときどき日中にも使えたらと思います。
ご参加の皆様、お疲れ様でした。

ちなみに、見慣れぬ黒いDS3がじわじわとこちらへ近づいてきたと思ったら、運転しているのはなんとHさん!?!
聞けば5台目のシトロエンだそうで、全車現役、ナンバーも車検も付いてどれも走れる状態というのですから、ただもうアッパレというほかありません。
シトロエン歴5台じゃなくて、5台のシトロエンを同時所有なんです!…念のため。

パリ市内のドライブ映像

YouTubeでクルマを見るときは、どうしても車種にこだわって検索してしまいますが、それだと結局は似たりよったりのものになりませんか?

これは偶然見つけたのですが、ただパリ市内を淡々と車で走るだけの映像で、映画を見てもつい車に目が行ってしまう悲しい習性のクルマ好きには、かなり満腹できるものだったのでご紹介。

この型のC3はわりに多い印象です。姿や色が街並みに合っていること!

それにしても、いまさらながらパリの街並みの美しさには感服します。
同時に、シトロエンが肝心の本拠地でさほど重きを置かれていないようなところもなんとなく感じられて、複雑な気分にも。
できればスマホじゃなく、テレビやPCの大きな画面で見たほうが迫るものがありますよ。

https://www.youtube.com/watch?v=FBjjYw-xcdg
https://www.youtube.com/watch?v=nqWtGWymV6c
https://www.youtube.com/watch?v=LOKLBr7Rw7g
https://www.youtube.com/watch?v=AdqE7mFQ7Y4
これら以外にもいろいろあるみたいです。

C5ツアラーのタクシー! 右端の青い車は二代目カクタスでした。

ずいぶん張り付いて見てみましたが、C6なんて一台も見かけないし、高級車が欲しい人はドイツ御三家などを買うんでしょうね。
パリにいながら「なんでわざわざ」と思いますが、向こうに言わせれば、信頼性抜群の日本車がわんさかあるのに「なんでわざわざシトロエンなんか買うんだろう?」って思うのかも。

C3プルリエルとDS4という、プレミアム系の二台。

昔は、パリの車ってどれも汚くてボコボコだったのに、今じゃえらくきれいになってますね。
それに、中国でさえ感じることですが、軽自動車のいない景色って「本物感」があってやっぱりいいなぁと思います。

おしらせ

21時までの時短営業はいつまで続くかわからない模様で、首都圏の緊急事態宣言が解除されないことには難しいのではと思われます。
そこで明るい時間帯に適当な駐車場でもあれば、この際、短時間でもいいので集まるのもひとつの方法かと現在検討していますので、もし実現できそうな場合はお知らせ致します。

重量差

先にご紹介したカーグラ3月号には他にも興味深い記述がありました。
「定番を考える」という数種の比較テストで、スポーツカーではアルピーヌのA110Sとポルシェのケイマンが採り上げられていますが、そのレポートの書き出しでは、かつてのアルファの4Cを例にとり、車重約1tで250psがライトウェイト・スポーツカーの新基準だとされ、A110Sは車重が1110kgで292ps。

そこで重要とされていることはパワー/ウェイトレシオではなく、車体の「軽さ」であり、2t/500psでは断じてダメなものがあると強調されているのは大いに膝を打ちました。

〜で、同じ号には、DS3クロスバックE-TenseというEV車が同ガソリン車と比較され、続いてプジョーのSUV2008もEV車とガソリン車が比較されていますが、驚くのは、シトロエンでいうとC3並の小型車にもかかわらず、EVとガソリンの車重差はDS3で290kg、2008SUVで330kgにも達し、これは優に大人5人ぶんです。

私自身、ゴルフの整備時の代車でGTEというハイブリッド車を借りて乗った時、速いけど雰囲気が暗く硬直したような違和感があるのはなぜだろうと思って調べると、同じボディで340kgもの重量差があることに驚愕し、2018年4月3日に書きました。
未だにハイブリッドやEV車に興味が持てないのは、航続距離や充電の問題に加えて、このべらぼうな車重増も一因のように思うのです。
おまけに価格は普通エンジンの同型車より1.3〜1.5倍ですからね。

CO2排出ゼロ目標といいながら、そのエネルギーたる電気は火力発電などでCO2を排出して作られ、地球全体の車が現在より2〜3割重くなるというのは、それだけ道路も痛み、タイヤやパッドは減り、足回りはより強靭に作られ、必然的にコストは嵩んで廃棄物は増える、そうまでして本当にEV化が地球環境にプラスなのか、甚だ疑問です。

EVというのはどこか胡散臭くて、エンジンというすばらしいものをこの世から抹殺しようという壮大な企みのようで、どこか文化破壊に通じるものを感じるから、クルマ好きはそそらないんでしょうね。

シトロエンの正しい乗り方?

CGといえば、日本人自動車デザイナー永島譲二さんが担当する『駄車・名車・古車』というコラムがあります。
美大を出て、アメリカに渡り、その後はオペルやルノーで仕事をした後、BMWに入って5シリーズ(E39)や3シリーズ(E90)、Zロードスターの外観デザインを担当するなどの作品を残されている、傑出した日本人デザイナーで絵も素晴らしい。

今月号によると、永島さんは1980年代の終わりごろパリに住み、なんと個人売買専門誌で探してDSを所有しておられたとか。しかもこの方、新車でも中古車でも日常の足にこき使い、コレクションには興味ない由。

そこに綴られていたDSに対するフランス人の認識に仰天。
皆口をそろえて「あの車はコワれない(エンジンがトラクター並)」「(少し略しますが)ハイドロもまず壊れることはないし、壊れてもポンプを交換すれば事実上新車状態に戻り、経済的」「DSはデカくて人がたくさん乗れるだけが取柄の面白みのない車(えええ?!)だが、中古が安く信頼性が高いから学生に人気がある」などと、我々の崇め奉るDS像とはことごとく正反対のことが述べられていて、ただもう驚くばかり。

また操作が難しい半自動ミッションは、一見さんお断りのギクシャク当たり前の機構で有名ですが、フランス人によるお手本操作では「ふんぞり返るように上体の半分をドア側にあずけるような斜めの姿勢で座り、この世のことはすべて飽き果てたといった感じのかったるそうな手つきでぞんざいにカシャカシャと動かすと、DSはひとつもギクシャクすることなく滑るように快適に走った」とあります。
「要するに気にしなきゃいい、まじめに考えるからギクシャクするので、態度の悪い運ちゃんのようにテキトーに操作すればそれが一番で、ついでに人生なんてこんなものさと、鼻歌混じりに過敏なブレーキも踏む。そういういい加減なパリ野郎風のネジの緩んだ運転をすればちゃんと走る(一部略)」みたいなことが書いてあるのには衝撃を受けました。

この写真はネットからお借りしました。

それにひきかえ日本人は必要以上に車を大事にし、枝葉末節にこだわり、小さな傷や凹みでも速攻で板金工場に入れるし、乗り心地の変化にも一喜一憂、どこかちょっと壊れたりオイル漏れでも見つけた日にはこの世の終わりのように大騒ぎ、暖機はどうだ、赤信号ではDのままかNにするか、駐車時にはATのセレクターとパーキングブレーキどちらが先であるべきか等々、とにかく、パリ人のそれとは似ても似つかぬチマチマした乗り方。
私なんぞはさらにその上を行き、ワイパーを連続作動させるとガラスに傷がつく、ハンドルのいつも触る部分にはテカリが出てイヤ、果ては雨に日は汚れるから乗りたくないなど、上記の正統(かどうかはしらないけれど)シトロエン使いであるパリ人の雑でカッコイイ使い方にくらべると、すべてが滑稽なほど逆でなんとダサイことかと思いました。

シトロエンは車が変態なのではなく、日本人が自ら変態化しているフシがあり、パリでは今も昔も健康で強くて情容赦なくこき使われる道具であるようです。

カーグラの憂鬱

前回の続き。
カーグラの棚の整理を続けていると、周辺から、こんなものが出てきました。

2CVの取説で、車にはつけた状態でお譲りしているので、これはFBMででも入手したのか?
入手経路が自分でもよくわかりません。
西武自販の日本語版と英語版で、最後のページには配線図まで載っており、まるで「出来る人は自分でいろいろイジるんだろうから、はいドーゾ」みたいな感じです。
ちなみに私がもっていた、2台目の2CVの写真もありました。
ポルトガル製、最後期のスペシアルで、走行距離はわずか数千キロ。まだ新車の香りがする車でしたが、なにか大事なものが微妙に違っていたような後味が残っています。
1台目はかなり走り込んだグレーのチャールストンで、少々くたびれていたけれどこちらはフランス製で、乗り味からなにから、全体にとろんとしたやわらかさがありましたが、ポルトガル製は強いて言うならややキメが荒く「ジェネリック2CV」みたいな感じ。
ちなみに、整理しているのはカーグラを保存しているこの棚とその周辺。
定期購読を始めたのが中学のときからで、それから40数年、あとから買い足したバックナンバーと合わせると600冊近くになり、この写真の反対側にも100冊近くが侵食してきていて、いまだに毎月1冊ずつ増えています。
もはや昔のように、ページをめくるごとにワクワク胸を躍らせるような内容ではなくなり、さほど魅力もないけれど、これだけ長年続けてきたものを「止める」という決心がつけられず、惰性で買い続けているだけ。
カーグラには創始者の小林彰太郎さんに心酔した長年の読者が大勢いらっしゃる筈で、それは自分の自動車史の一部でもあり、捨てるには忍びずで、いずこも似たような状況だろうと思います。いっそ廃刊にでもなれば、サッパリするんでしょうが…。

なつかしい

長年モノが積み上がるばかりのカーグラの棚をなんとかしなくてはと、ついに腰を上げて少しだけでもと整理していたら、ホコリの中から懐かしい写真や物がでてきました。

昔はCCQ内でもフレンチブルーミーティング詣でが大いに盛り上がった時期があり、毎年のように自走で参加していましたが、これらはそのときの様子で、おそらく誰かからいただいたもの。

時期も場所も不明ですが、おそらく20年以上前じゃないかと思います。
雰囲気的に、そろそろ諏訪インターも近いというころでは?
長い旅の終盤、車山高原はもうすぐというあたりでしょうか?
一泊して、いよいよ朝の入場の様子。手前はまだ車が入っていませんね。
会場では、シトロエン関連のグッズを勝手にデザインして作って並べていると、ありがたいことによく買っていただきました。
これはそのひとつで、2CV専用の車検証入れ。20〜30枚作りましたが完売して、ひとつだけ自分用に保管していたのがヒョロッと出てきて、忘れていたので懐かしいです。
車検証入れじたいは本物で、どこだったか業者を探し当てて頼み込んで「白」を分けてもらいました。
FBMでは買ったものもいろいろあって、このビバンダムもそのひとつ。
座高が15cmちょっとぐらいで、全身ぷにょぷにょ、マシュマロのように柔らかいつくり。

何の仕業か?

「乗るたびに乗り心地が違う」というのは、AさんやThankさんだけでなく、ハイドロ経験者の方から異口同音に聞かれることで、私も自分の経験から同感です。
とくに、乗り始めの水に浮いたボートがスーッと沖に滑っていくような感覚は、ほどなく微妙に失われるし、イルカの背中にでも乗って回遊しているみたいな夢心地かと思えば、ドスンバタンと似つかわしくない一面も。
これは、C6でもXmでも、はるか昔を思い起こせばCXでも同様だった気がします。

それを長いことハイドロゆえの特性だと思い込んできましたが、これを意識しはじめると、実はコイルばバネの車でも、日によって、状況によって、乗り心地の違いは「微妙にある」ように感じます。

SさんのC5。

それが何によるものか、気温なのか、湿度や天候なのか、はたまた静電気云々が絡んでの現象なのか、それは私にはわかりませんが、もしかすると自動車のサスペンション全般が、多少の差はあっても同じ現状を抱えているのでは?という気も。
ただ、大半のドライバーは乗り心地に対して、シトロエン乗りほど絶えずそこに意識を向けているわけではないだろうから、あまり気づかないだけでは?

そこに気づいたのがトヨタで、ナンチャラテープというのもあながち気休めではないのかもと思ったり。
ハイドロの謎の現象のように感じさせるのは、あのガスとオイルのサスペンションが、その僅かな変化をよりセンシティブかつダイレクトに乗員に伝えやすい機構…ということはないのかなぁ?と思ったりするこの頃です。