C4ちょい乗り

先日、kunnyさんが「フランス車大図鑑」を見に来られた折、C4を少し運転させていただきました。

運転席に腰を下ろしてまず驚くのは、久しく忘れていたやわらかいシートで、ふとBXの頃の記憶がよみがえりました。
外観はもちろんのこと、ダッシュボードのデザインも独創的な造形のオンパレードで、まだ自由な発想で車を作っていた最後の時期のモデルだろうと思われます。

とりわけこの角度からは、完璧と言いたくなるプロポーション。

ただし、足回りのほうは一足先に国際基準に寄り始めたモデルかもしれません。
動き出すと、想像したより骨太で腰がしっかりと座っており、その上にシトロエン流のしなやかさが巧みに味付けされているような印象でした。

同じCセグメントでも、数時間後に乗った我がゴルフ7はずいぶんクニャクニャした乗り味で、まるで仏独は互いの車作りを密かに意識し合っているような気もしました。

ヨーロッパって、表面上は各国反目し合っているようでも、実は互いをリスペクトしている部分も意外にあって、そのあたりの複雑さとか機微みたいなものが東洋の果ての島国から見たら面白いなぁと思います。

天井内張の修理を行いました

ご無沙汰しております。埼玉在住のTama(y)です。昨年3月に福岡で購入し、5月より関東地方で走っている私のC5iiですが、元々弱っていた天井の内張りが夏の暑さに耐えらえず、ついに剥がれてきてしまいました。前車のブレークでもやはり8年を過ぎるころには剥がれてきていたので、日本の環境ではこの程度が限度なのかな、とも思っています。

作業については、前回ブレークに作業していただいて好印象であった新潟県長岡市の内装屋さんに再びお願いしました。我が家からですと片道220km位なので楽しいドライブです。

久しぶりの日本海です。太平洋とは色が異なりますね。バンパー下部のデイライトはブレークに引き続き取り付けました。
内装屋さんに行く前に、出雲崎というところに寄ったのですが、町の一角に原油の掘り出し施設が保存されていました。新潟では原油が産出していたのは教科書で知っていましたが、思いがけず掘削施設に出会いました。

内装貼り替え時には、全く同じ生地を手に入れることはできません。作業依頼時に、サンプル帳からできるだけ似た印象の生地を選んだつもりでしたが、少し色味が合いませんでした。

予めサンプル帳を自宅にお送り頂いて、生地の事前手配をお願いしておきました。もっとほかにもある様ですが、これで十分ですね。

選べる生地は、営業車に使うようなビニールのパンチングのものから、メッシュやモケット、アルカランタラまであり、価格差は凡そ8倍あります。色味としては多くはグレーやベージュなどですが、中には真っ白とか赤など、なんに使うのだろうというのもあります。

また、今回は天井に断熱・遮音材の追加施工を依頼しました。これにより残暑での暑さの緩和に期待していました。しかしながら関東地方はここ数日、夏が終わってしまったかの様な肌寒い曇天が続いていて、断熱効果の程は分かっていません。ただ、長岡からの帰り道は大雨の中を帰ってくることになり、遮音材の効果で天井をたたく雨音が静かになったのが印象的でした。

内装屋さんから送ってもらった施工中の写真です。プロが貼るとやっぱり綺麗です。
今年の8月頃、リアシート上の内張が浮いてきてしまいました。これ以外にも前端部なども剥がれてきていて、我慢の限界でした。

作業後の状態です。すっかりきれいになりました。今回選択した生地はオリジナルより若干青みがかかっていて、少し印象が変わりました。ちなみに天井断熱材は施工後となっては全く分からない状態です。 (写真を撮影した時の天気がだいぶ違うので印象が変わってますが、張り替えたのは天井だけです)

また、前回ブレークでも施工してもらい、実績のあるヘッドライト磨きとコーティングもお願いしたので、当分はライト回りも綺麗なままで維持できそうです。

こういう時代

知人の話で、おまけにシトロエンネタじゃなくて恐縮ですが、ちょっとばかりお付き合いください。
関東に住む友人は、メルセデスのCをずっと乗っており、現在のW205だけでも3台目というのですから、よほどヤナセの言いなりに買い換えさせられているようです。
現在の車は今年買ったそうですが、ある日出かけようとしたら、エンジンは掛かったものの正面のメーターはじめ液晶パネル一切が真っ暗になっていて、幸いヤナセが徒歩でも10分という距離なので、すぐになんとかなるだろうと恐る恐る走っていったそうです。

ところが修理は想像以上に手間取り、戻ってきたのはそれから一ヶ月ちかく経った頃だったとか。しかもはじめの一週間は代車はすべて出払っていて車なしの生活を余儀なくされ、コロナ禍の夏の時期、買い物に行くのにも難儀な思いをしたそうです。
おまけに判明したのは「メルセデス純正パーツ」と言っても液晶パネルは韓国製なんだそうで、ヤナセの必死の取り組みにもかかわらず、これだけの時間を要したというのは、昔を思えばちょっと考えられないことです。
しかもCはすでに新型が発表され、W205は発表から7年、もっとも熟成されたはずのモデル末期ですから驚きもひとしおでした。

もしこれが、保証期間外だったら費用の面でも一体どんなことになるのか、考えてみただけでも恐ろしい。
MBは新型が出るたび、どれもますます液晶パネルの占める割合が異様なほど巨大化される傾向にあり、それだけ不安も増大しているように見えてしまいます。

ちなみにYouTubeの中には、輸入車のハイブリッドだけは買ってはいけないというのがあり、ハイブリッド用のバッテリーの交換が必要となると、何かの間違いでは?というようなすさまじい価格(動画内でディーラーの請求書が公開されています)となり、パーツ代と工賃と30数万円ほどの値引きを合計しても、同型の中古車が数台買えるほどだというのですから、背筋も凍るような話です。

こうなるともはや自費での修理や交換は実行性に乏しく、迫り来るEVの時代は、スマホみたいに2年毎に車を買い替えなくてはいけないようになるのかと思うと、暗澹たる気分になります。
こんな話に比べたら、ハイドロのオイル漏れなんて、ぜんぜん大したことじゃないよね!というような気がしてきます。

※上記写真はイメージです。

フランス車大図鑑

カーグラフィック発刊の『フランス車大図鑑』を購入しました。
「1960年から2020年にフランスで製造・販売された乗用車276モデルを網羅した大図鑑」ということで、個人的に最も関心を寄せる時代の60年間のフランス車が網羅されており、今後このような本が出てくることもなかなかないだろうと思い、つい奮発してしまいました。

目次。シトロエンとDSは一つにまとめられていますが、それでもこんなにもたくさんのメーカーがあったんですね。

中国専用モデルのたぐいは一切スルーされているのに、ルーマニアの工場で製造された現地専用モデルとか、日本製の三菱アウトランダーベースのシトロエンCクロッサー/プジョー4007などは掲載されているあたりが痛快でもありました。

もっとご紹介したいですが、あまりおおっぴらにもできないので、こんな感じという程度です。

モデルごとに1〜2ページで解説されており、資料性の高い一冊だと思います。
こうしてまとめられてみると、知らないフランス車も次々に出てくるばかりか、シトロエンでも未知のモデルが存在していたこともわかるなど、おもしろいですよ。

ちなみに『イタリア車大図鑑』というのもあるようです。
以前から感じていたことですが、フランス車とイタリア車は「ラテン車」として一括りにされ、兄弟のように語られることも多いけれど、個人的にほとんど共通点を見いだせず、その捉え方には少し違和感を覚えます。
何かで読んだ記憶がありますが、日本人はよく「欧米」と軽くいうけれど、実際には「欧」と「米」では成り立ちから何からすべてが違うので、そんな概念自体が間違いだとありましたが、似たようなことなのか…。
日本と近隣諸国も実際はぜんぜん違いますが、その「欧米」からみれば同様に思われているのかも。