さて、2日目は憧れのDS号を借りて、ドライブルートとしてもお勧めという京都大原は 宝泉院 へ。
例によって最初は同乗してもらって、細かな機構や動作方法、 4速MTオートマ「Cマチック」のショックの出ない変速の作法など教えてもらいながら、近所の道で練習します。
東京で乗ったCXと比べると、内外装はよりクラシック感が漂い、そして乗り心地もより「お船に乗ってるようなどんぶらこ感」が濃い感じでした。
なにより低速トルクがあるので乗りやすく、ハイギアードの4速での高速移動もなかなか快適です。
ショップの近くまで戻りコンビニで一休みしていると、納車前の試走中のDSに出会う
ベージュと枯れた赤屋根と内装が素敵!
2台並んだ後ろ姿にも見惚れます
空襲にあってない為か京の下町はどこも道がかなり狭く、しかも電柱があちこちに出っ張ってるので、慣れない巨艦DSの運転には気を使いました(汗)
なにせ慣れっこの地元民は、デッカイSUVでも平気でがんがん突っ込んでくるので、ちょっと慌てますし(笑)
さて、お店に戻ってきました。名残惜しいですがDS号ともここでお別れ、一日ありがとう。
一休みして、DS体験の興奮を冷ましながらショップを見学します。
サイズ感はドンピシャだし、いいなぁGS
オーバーハング具合がたまらん
SMのマセラティV6発見!仕上げ途中?
仕掛り途中の車やパーツがごろごろ
お休み中(笑) 部品取り?
可愛らしいSAAB、エンジンかけたらとても勇ましい音
後学の為にお聞きすると、欧州の程度の良いDSを、まずオランダの協力工場でシャシーからしっかりレストアをした後、AutoNeedsで日本の酷暑対策やクーラー装備などを施すと、安めのナローポルシェ的なかなりのお値段になるようです。
因みにレンタカーのDS号にはそのクーラーは付いてないので、5月末とはいえかなり暑かったです(汗)盆地の京の夏は厳しいと聞きますが、想像しただけで汗が出てきますね。大原三千院あたりは標高が高いので山の木陰を歩くには涼しかったですが。
ということで、閉めている店の多い状況下、グルメでもある店長に紹介してもらった美味しいお店での夕食も美味しく、とても楽しい旅になりました。
もっとも、本来の目的である肝心のC5の物件探しはあっさり振出しに戻ったので、灰泥沼への旅は更に続きます。
東のJavel、西のAuto Needsと言われて久しいですが、クラシックシトロエンに対するスタンスはかなり違うようですね。クラシックレンタカーとか整備工場の拡張、人員増強など、この経済状況でも攻めの姿勢は正直凄いと感じます。バイク趣味もそうですが、バイク・車離れが進む若者ターゲットよりも実際にお金を持っている(中)高年相手の(ネオ)クラシックビジネスに商機があるのかもと感じます。リタイアしてから、昔憧れたバイクや車を所有して潤沢な時間をそれらと一緒に過ごすなんて素敵ですね。
シトロエン専門店はみな西武自動車に勤めてた方達でしょうが、確かにそれぞれ個性的ですね。
私はあと1年半で完全リタイア予定ですが、今までの「カイシャ繋がり」とは無縁の、いわゆる同好の士との他愛のない交流が楽しかったりしてます。