ゴルフGTE

シトロエンネタではないのですが、ゴルフをディーラーに出している間、同じゴルフ7のGTEを代車で拝借しましたので、その感想をちょっと。

GTEは「E」が表すように電気とガソリンエンジンのハイブリッド車で、普段乗っている車がハイブリッドになるとどうなるかを知るのにちょうど良い経験になりました。

タコメーターの部分はバッテリーの状態を示すメーターに変わっていて、その下に申し訳程度の小さなタコメーターが付いています。

スターターボタンを押すと、電気のほうのメーターの針がポーンと動いて、走行準備ができたことを知らせてくれますが、当然ながらスターターモーターの音もエンジン音もなく、はじめは面食らいつつギアをDに入れてアクセルをゆっくり踏むと、小さなキューンという音とともに車はスルスルと動き出します。

それでいて私の1.2コンフォートラインより力強く、ディーラーを出発したときには、どんな未知の世界が繰り広げられるのかと大いに期待。

しかし、ほどなく必ずしもいいことばかりではないことも見えてきました。
まずがっかりしたのは、少しでもスピードがのってくるとタイヤなどから発せられるロードノイズ等がかなりのものであるし、停車中もよくわからないモーターの音だとかエアコンの風の音など、いろんな音が結構にぎやかで、総じて期待するほど車内は静かではないことでした。

それに現在のゴルフのガソリンエンジンはアイドリングなど日本車並みに静かで、昔とは別世界。発する音も振動もかなりなめらかなので、もともとそんなにうるさくはありません。
要はその控えめなエンジン音がなくなっただけで、代わりに別のいろいろな雑音がかなり耳につくものだから、却ってそれらが強調されて気になるし、むしろかすかにエンジンの息吹きと音が介在していたほうが全体の音質もまろやかになることがわかりました。

GTEは車重もかなりありそうだと直感したため調べてみたら、1.2Lが1240kgであるのに対し、1580kgと実に340kgも重いことがわかり、これにはさすがに驚きました。
これは単純に考えても大人5〜6人分です。
当然というべきか、足も明らかに硬いし、ブレーキはオーバーサーボ(重いから?)でよほど集中しないとスムーズに止まれず、車としてのバランスもいまいち。

そしてここが一番大事なところだと思うのですが、運転のリズムもつかみづらく、全体として楽しくもなければ、未来的なワクワク感もありません。
現段階では普通のモデルのほうがずっと自然で完成度が高く、快適で楽しいと個人的に思いました。

価格は、新車で1.2Lより190万円upで、その差額で新車のポロが1台買えるほど。
これじゃあ何のためのハイブリッド?かよくわかりません。
燃費が多少よく、排出ガスもいくらか少ないとしても、その代償はあまりに大きく、個人的に納得できるものではありませんでした。

ではよほど燃費がいいのかと思ってカタログ上の公称値を見てみると、JC08モードでGTEは19.9km/Lとありますが、1.2Lも19.1km/Lと肉薄しており、車重が340kgも重くなれば、それだけ道路を傷め、タイヤやパッドを擦り減らし、重量税も高くなり、なにがどうエコなの?って思います。

唯一はっきりしているのはGTEのほうが加速が力強いこと。
でも1.2ターボでも必要十分で、そもそもゴルフのような実用車でそこまで加速にこだわる人も少ないでしょうから、やはり価格やスペックなど、説得力のあるモデルとなるには、まだまだ時間がかかりそうだというのが率直な印象でした。


※ネットから写真をお借りしました。

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