なにこれ?

アマゾンで「シトロエン」と入れて検索していると、見るなり吹き出しそうになるものを発見!

1/18のミニカーで、ボディはDS、お顔はポルシェ911という、空想上の珍車。

たしかにDSのV字型のボンネットから両峰に独立し隆起したフェンダー、その先端に取り付けられたヘッドライト、さらにはなだらかにすぼまって行くリアなど、DSにはどことなく911を連想させるものがあるとは思っていましたが、世の中には同じようなことを考え、しかもそのミニカーまで作ってしまう人がいるとは、なんとも笑わせてくれます。

よくみると、フロントウインドーの丸い角の処理やAピラー、三角窓(DSには無い)の付き方まで911風になっているし、ドア下にはそれらしきデカールまで貼られていて、その芸の細かさに感心。
しかも丸いお目々は、911なら普通にキマっているけど、DSだとたちまち間が抜けてマンガチックに。
逆にDSの顔はなんと精悍で、陰翳に富んで、シックで、ワルで、謎めいているかがよくわかります。
それにひきかえ911の表情はというと、キャンと吠えそうな仔犬のように見えました。

ちょっと買ってみたい気もしますが、あいにく「現在在庫切れ」と書かれていてお値段もわかりません。

いずこも同じ

クルマのテレビ番組(BS日テレ)で『おぎやはぎの愛車遍歴』というのがあります。

毎回一人のゲストを呼んで、その人の半生で所有してきたクルマの遍歴を聞き、ときには実車が準備されて試乗するというもの。

俳優の笹野高史さんがゲストで出演された回では、かつてシトロエンBXを所有されていたことがあるとかでそういうイメージではなかったので意外でした。
むかしマツダのカペラカーゴに乗っていたところ、マツダがシトロエンも扱っているということで、その流れで購入されたようです。

おしゃれで乗り心地がよくて気に入っていたけれど、やはりよく壊れたらしく、最悪の思い出は子供さんが高熱を出して病院へ連れて行かなくてはならない緊急時に、そのBXはウンともスンともいわずに全く動かず、「仕方がないからタクシーで病院へ行きましたよ!」とのこと。
やはりどこでもやらかしているんだなぁと思いました。

この時も同じ車が登場ということで、19TZIを23年間乗っているというオーナーが白いBXをもって来られましたが、この方もいまだに年に1度ぐらいは止まって運ばれると笑って言われていたし、笹野さんもしょっちゅうJAFを呼ぶもんだからお友達になっちゃったと言っていました。


一部のシトロエン乗りはこのように笑って済ませますが、やはり普通は許される話ではないですね。


※写真はネットからお借りしました。

シトロエンと私-BX

さてついにシトロエンBX(1987年式、左ハンドル、薄青メタリック)が我が家にやってきました。ボビン式のメーターが気に入っていたのに、ステアリングやダッシュボードのあまりにも普通になった光景は残念でしたが、納車され初めて運転席に座った時の気持ちは今でもはっきり覚えています。「おお、フランスで走っているのと同じシトロエンに今乗っている。」という高揚した気持ちでした。なぜか室内の匂いまでもが素晴らしく感じます。シトロエンに憧れながらも、「壊れる。金食い虫」などの悪評に怖気付いて日本車を数台乗り継いできた私の偽らざる気持ちでしたが、今から考えるとお笑いですね。(今の気持ちは、もっと早くからシトロエンに乗っとけばよかった、です。)私のBXのナンバーは7700、ラッキーナンバーですね、とデイーラーの担当者が喜ばせます。

さてプジョーに吸収され信頼性も高まったのでは?との私の期待もすぐに粉々になります。なんと納車数日後の朝、駐車場の床が緑の液体で分厚く塗り込められています。なぜか頭のどこかで映画「吸血ゴケミドロ」の題名が浮かびました。LHMが500ccぐらいは漏れています。ディーラーに電話するとすぐ伺いますとのこと、その日のうちにサービスが来たようで、夕方帰宅した時は何事もなく治っていました。しかし噂通り、ハンドリングと乗り心地は素晴らしいもので、最大の満足感を与えてくれました。誰しも認めるように、シトロエンの一番の特徴は乗り心地でしょうが、運転していていてその幸福感で思わずニンマリさせてくれる車は他にありません。

残念ながら「金食い虫」との評判も本当でした。エアコンがよく不調になりました。8畳用の家庭用エアコンが5万円ほどで買えるのに、車のエアコン部品がなんでこんなに高いの?と。3年後の車検をディーラーに出したところ25万円ほどの請求書にもちょっと高いと思いました。内訳を見ると、車検代行費用として正確には覚えてませんが7万円ほどの請求です。今はもっと安いようですが、その当時の外車を買う人は細かいことには文句も言わない大らかな人が多かったのでしょうか?ちょうどその頃「ユーザー車検」という言葉を知り、車検は自分で可能で、それももっと安くできることを知りました。これはという本を1冊熟読した後、2回目の車検は独りで千早の陸運局に行きました。以後、今日まで車検は全てユーザー車検です。ディーラーにとっては確実に嫌なユーザーですね。

エアコン以外には当然LHMオイル漏れに注意が必要でした。運転していて眼前にSTOPの文字が突如出現して驚くのはほとんどがハイドロ系の異常です。BX、CX、XMでは停止時にお尻が不意に上昇したり低下したりします。エグザンティアではどうだったのでしょうか?C6ではこの挙動は見られません。停車時のこの挙動を昔のハイドロニューマチックの一番の欠点という人もいますが、僕はこの上下動が大好きでした。ドウドウと、なにやら荒馬に乗ってイナしているような、シトロエンがただの車ではない生き物のように感じます。停車する時のスピードとブレーキのふみ具合によって、停車後のお尻の動き方が微妙に変化するようです。シトロエンという普通ではない車と対話しているという気持ちと、後ろの車がびっくりしているだろうなあという下世話というか子供っぽい気持ちもありました。しかし幸か不幸か僕のような変人は少なかったようで、そのうちハイドロニューマチックサスペンションは改善され、C6はそんな挙動もなく何時間停車していても車高は下がりません。車高が下がらないのは実用的には大賛成ですが、昔のように朝エンジンをかけた後、老いた老犬がゆっくりと目覚めて身体を起こすような動きを見れなくなったのはちょっと寂しく感じます。「昔は良かった。」と老人の意味ない嘆き節になって来ました。それでは、今日はこれくらいで。

 

バッテリー交換

シトロエンC5のエンジンが始動できないことになりまして、セルモーターの回りも鈍かったのでバッテリーあがりであろうと判断。電気のテスターで電圧を調べると10.5V、これでは始動できないはずです。
他の車から電線で電気を送ってみると始動できることを確認してセルモーター故障ではないと判断。バッテリーは4年間使って交換です。

いまどきは、70アンペア級韓国製バッテリーが通販で9000円程度なので助かります。57412型、シトロエンC5にはこの大きさ28cm長のバッテリーが載せられる最大のサイズのようです。

新バッテリーが届いたので電圧計で調べると12.4V。本当はもっと電圧高くても良さそうなので充電器で8時間充電して12.8Vになったので搭載して、快調に始動できました。あとはメモリーが消えているので再設定をC5説明書読みながらやります。

この際に、もう1台のバッテリーの電圧をしらべると11.8V程度。これはほぼ放電状態に近いので今夜充電を12時間ほどやって回復するか試みます。
どの車もチョイノリ程度にしか使っていないので充電が不足している様子です、鉛電池は放電状態が寿命をみじかくすることでしょうから充電器で電圧(電解液比重が高い状態)を高く保ちたいです。

シトロエンと私

子供の頃、何になりたいか?とは皆がよく聞かれる質問だと思いますが、僕の場合は「バスの運転手」と答えていたらしい。そのためか、小学生の頃から車には人一倍の興味を持っていたようで、夏休みに郷里の熊本から母の実家のある福岡に数週間滞在していた頃は板付の米軍キャンプからのアメ車に自然と目が引きつけられていた。箱崎の交差点を我が物顔で練り歩いているBuickとかCadellicとかの勇姿に単純に憧れたものです。中学時代には暇なときは銃と軍艦と車のスケッチをせっせと書いていたものです。高校時代には銃と軍艦は卒業し、もっぱらテイルフィンの着いたCadellic風の車を飽きずに描いていました。その後しばらく10年間ぐらいは車への興味が失せていましたが、車の免許をとった28才頃からまた車への興味が出てきます。同時に映画もよく見るようになり、フランス映画でアラン・ドロンの乗る車の挙動が特徴的で興味を引かれました。人が降りるとフワーンと車体が上に上がるのです。また人が乗るとググーと車高が下がります。ハイドロニューマチックというメカニズムは未知でしたが、素人ながらもただのバネのサスペンションではない事がわかりました。その頃から読むようになったCGでシトロエンというメーカーを知り、かつその頃の記事でGSを絶賛してあり、いつかは欲しいものだと心に誓ったものです。ただ、いろいろ本を読むとシトロエンは機械としての信頼性が低く、よく壊れるらしい。初心者が手を出すのは危険だと考えて「いつかはシトロエン」という気持ちでした。その頃、津屋崎の海岸線でGSがボンネットを開けて止まっているのを見て、クワバラクワバラと思ったものです。さて、CGを読むと、シトロエンがプジョーに吸収されて最初の車がBXという名前で出るらしい。スタイリングも内装のデザインも僕の好み、プジョーの血が入ったなら信頼性も向上したに違いないなどと(浅はかにも)考えてBXを購入する事にしました。CGによると、同時期に長期テストに購入したメルセデスの190Eよりも乗り心地、直進性ともにBXの方が優れているらしい。という訳でBXを買う事にし、富士モータースに試乗に行きました。試乗車は前期型でしたが、その頃ちょうどマイナーチエンジがあり、外見も内装もオリジナルデザインの改悪としか思えません。展示場のBXも新型に変わっています。まだ望むなら前期型も在庫があるかなとも思ったものの、いやいや見栄えはともかくメカ的には改善されているに違いないと考えて1987年式のマイナーチエンジ直後のBX(左ハンドル)を購入しました。今、2017年ですからちょうど30年前になるんですね。この30年間に、BX、CX、XM、C3、C6と乗ってきました。雑文、長くなったのでまた次の機会に。

サンゴバン

ガラスコーティングを依頼した際、代車があるというので拝借することに。

かなり使い込まれた感のあるホンダの軽で、重いハンドルはなぜか左右に取られまくって格闘を強いられ、広い道をただ真っ直ぐ走って交差点を曲がるだけでも難儀する、かなり強烈な代物でした。
しかもトルコンATかCVTかは知らないけれど、アクセルを踏むとワーッとエンジン音が高まるばかりで、一向にスピードは乗らず、いくら排気量は小さくてもガソリンをばらまいているだけといった、いかにも効率の悪い感じ。

それでもその代車のおかげで一旦自宅に戻ることができたわけで、ないよりマシとはこのこと。

信号停車中、なにげなく目に止まったのはウインドーガラスの文字で、すみっこの「HONDA」のロゴの下に「SAINT-GOBAIN」とあってびっくり。
なんと、シトロエン乗りには昔から馴染み深い、フランスのサンゴバン社製のガラスが使われていたのです。
シトロエンの場合は同じ配置で、ダブルシェブロンの下に「SAINT-GOBAIN」と書かれており、2CVもフランス製とポルトガル製の識別点の重要なポイントとなっているのが、このサンゴバンのガラスかどうかです。


写真は撮らなかったので、ネットから拝借した写真。

サンゴバンのガラスはヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊にも使われているのだそうで、フランスの誇りでもあるのでしょう。

それがまさか日本の軽自動車に使われているとは思わないので「うそーっ!」ってなりました。いくらなんでもフランスで作ってわざわざもってくる筈はないので、おそらくは労働賃金の安いどこかの国で生産されたものでしょうね。

タイヤならミシュランを履いてても驚きませんが、ウインドーガラスはそういうものではないだけに意外でした。

お安いガラスコーティング

プロが施工する塗装面のガラスコーティング。
これまで興味がなかったわけではないものの、なにしろ高額なので自分の車で経験したことはありませんでした。

C6を例にとると、大型車の部類に入るため、だいたい安いところでも6万円以上、10万を超える店も珍しくありません。
その料金にはコーティング前の磨きや塗装面のクリーニングなども含まれているのかもしれないけれど、いずれにしても気軽に頼んでみようという金額ではない。

そんな中で、2万円ちょっとでガラスコーティングをやってくれる店を発見。
え、なんで?
さっそく電話してみると、コーティング自体はちゃんとしたもののようで二層構造を形成し、一層目がガラス層、二層目がレジン層だそうで、それなりに厚みもあるとのこと。
安いから不安もある…というような意味のことを言ってみると、「これは、基本どこでやられても一緒ですよ!」と、さも「高い店はそれだけ利益をのせてるだけ」みたいなニュアンスで自信をもって言われ、ふーんという感じでした。
C6は以前磨きだけはやっていたことでもあり、安いし、ま、いいか!と思い頼んでみることにしました。

施工時間は約3時間。
作業終了後に車と対面すると、たしかに薄いラップで覆われたように張りのある艶が増していて、恭しくケースに入った証明書のようなものまで発行してくれました。
あとは水洗いのみでOKで、1年後にメンテをすればいいとのこと。
我が家は陽の当たらないガレージ内での保管なので、露天駐車とは違うだろうとは思われ、いつまで保てるか今後が楽しみです。

いずれにしろ、自分では到底できない仕上がりでしたし、内窓なども徹底的に拭き上げられており、夜乗ったときにガラスに一点の曇りもない仕上がりに、作業をやってくれたオニイサンのプロ根性を見る思いでした。